ちょっと怖いんだけど引き込まれる、
私にとってそれは未来日記という漫画でした。
なんとなく名前を聞いたときは
男女の恋愛漫画なんかを想像してしまいましたが、
そうではありませんでした。
最強のヒロイン、美人で頭もよくて
主人公をとにかく慕ってきて
でもそれが怖い。
こんなヒロインあり?と思いました。
謎のある人物だったり、やることが過激だったりして
衝撃的な漫画でした。
この先はどうなってしまうんだろうの連続で
続きが気になって、買っていたら最終回もきて、気がつけば全巻揃っていました。
同名でドラマ化もしましたが、
話としては別物だというだけあって
確かに漫画とは違いました。
心理戦や頭脳戦などで
ヒロインのゆのが活躍するのも見所だと思います。
ゆのの過去や生い立ち、
してきたことやら
色々と思うこともありますが
やっぱり幸せになって欲しいです。
漫画を読んでいると、この人は信用出来るのかなと疑いながら読んだりもしてしまいます。
最終回ではあれはそういうことだったのか
と納得したり驚いたりもありました。

2巻完結で読みやすく、そしてすっごく面白い。本家「Roman」を聞きながら読むと尚、その世界観に浸れて最高です。ただサンホラを聞いたことない人が読むと、きっと場面の展開が早く、分かりづらいセリフや表現も多いと思うので、面白さは半減してしまうかも知れませんが。
読むまでは自分が「Roman」を聞いて想像・解釈していた物語と漫画がかけ離れてしたらどうしようかと不安に思っていたのです。
だが自分の期待していた世界観にぴったりとマッチした絵や背景でしたし、また構図や歌詞の引用の仕方もとても素敵で、とにかく桂氏の「サンホラ愛」にあふれている漫画でした。押さえておくべき「Roman」の各楽曲の一般的な解釈もしっかりと表現されていましたし、仮面の男ABYSSやアルヴァレス将軍といったSound Horizonの他のアルバムとの繋がりを持つキャラもしっかり描かれているので「Roman」をこれから聞いてみたい人やもっと深く物語の解釈を知りたい人にとっての良い教科書にもなると思います。
ですが、この漫画はあくまでも「Roman」に対する解釈の一種でしかありません。
解釈に正解はなく、自分独自の解釈ができるというのがSound Horizonの醍醐味なので、これを基に自分なりの物語を考えたり、独自の解釈をもっと深めたりすることがこの漫画の本当の楽しみ方だと思います。とはいっても、何が真実で何が嘘なのかと考えがちなところを、「11文字の伝言」がそれまでの全物語にかかっているという桂氏の解釈は個人的にとっても斬新で面白かったです。桂氏の「サンホラー」っぷりには脱帽しました。